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365日のシンプルライフ Amazon prime鑑賞記録

365日のシンプルライフ(字幕版)


以前から、「断捨離」や「シンプルライフ」、「物を持たない生活」、「ミニマリスト」などの言葉を聞くようになりましたが、私も例にもれず、モノが少ないシンプルな生活にあこがれつつも家じゅうものだらけの暮らしを送っている一人です(笑)

 

新型コロナウイルスで、在宅生活を送り始めた人の中には、自宅の物を整理し始めたり、より自宅で快適に過ごすための環境を整え始めた人もいるようですが、私はというと気持ちはいつでも「シンプルな生活」に憧れているのに、余り生活が変わっていないので、未だ自宅改革は進んでいません。

 

昨日は、少し自分に喝を入れようかなと、「365日のシンプルライフ」という少し変わった趣向の映画をみてみました。 

 

 

 

概要とあらすじ

フィンランド人、ペトリ・ルーッカイネンが監督・脚本・主演を務めた作品。
若者が、失恋をきっかけに、自分の持ちモノすべてをリセットする365日の“ 実験”生活を映像化したもの。

冒頭は雪の中ですっぽんぽんの姿から始まりますが、それはペトリが持ち物全て(着ている洋服も)を倉庫にあずけている為。

 

ルールは、1日1つだけ持ち物を倉庫から取って来ることができる、それを1年続ける、1年間ものは買わない。

HPにはこれについて以下の説明が。

 


毎日「自分にとって必要なモノ」を考えながら、倉庫から1つずつモノを選んでいく。自分のモノを一旦預けて、その中から選んでいくという行為は、過去の自分を否定せず、未来の自分につなげていくこと。その中で生まれてくる「幸せになるために、人生で大切なものは何か?」という問いが、自然と観る者に投げ掛けられ、ふとモノと自分の関係性を考えてみたくなる。この映画は、観るだけでは終わらず、“自分ごと”としていくことに醍醐味がある。

 

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感想

 

ネタバレになっちゃいますが、最初は服、靴(衣)、新聞(娯楽)、洋服、マットレス(住)という順番に倉庫から物を回収していましたが、フィンランドの冬の寒さを考えると、主人公が意外と穏やかなのが驚きでした。

一方で「携帯から解放されて嬉しい!自由だ!」という主人公の言葉は、結構響くものがありました。

スマホやデジタル機器を常に持ち歩いてる生活をしていると、気づかないうちにそれらに縛られていることがありますよね。以前2日間スマホの電源を切って生活したことがありますが、その時に1日がすごく長く感じ、いつもより色んなことができ、ゆとりのある生活を送れていたことに気がつきました。

昨年末くらいから流行っている「スマホ脳」っていう本にも何か通じるものがありますよね。

 

映画の中で登場する家族や友人は全てホンモノで、ペトリを中心とするリアルな人間関係と日常生活に起こるドラマが気持ちがほっこりする映画でした。その中でも、従兄弟の「今、必要なのは恋人だよ」、祖母の「本当に必要なものは多くない。人はモノからできてない」というペトロへの言葉はすごくハッとさせられました。


観ているうちに自然と自分の人生や生活を重ね合わせ、「自分にとって必要なものは何だろう?」、「自分にとって必要なモノって何だろう?」ということを考えながら見ることができる映画で、観終わった後はまずは部屋を片付けようと思い始めました(笑)

 

フィンランドムーミンの国としても有名ですが、全体的にほっこりした雰囲気の流れる映画で、みていて心が和む映画でした。
そして2013年にこの映画がフィンランドで公開された時には、多数の“実験”フォロワーが生まれ、若者の間で一大ムーブメントとなったそうです。

 

 

365日のシンプルライフ(字幕版)

365日のシンプルライフ(字幕版)

  • 発売日: 2014/08/27
  • メディア: Prime Video