ドラマ「罠の戦争」が最終回を迎えましたね。
今シーズンのドラマはいくつか観ていたのですが、なかなか見応えがあって面白かったなぁと思います。
せっかくなので、忘れないうちに感想をまとめておきます(ネタバレも含みます)。
「罠の戦争」の原作
「罠の戦争」は原作はなく、オリジナルストーリーです。原作があってみるドラマの面白さもありますが、最近は海外ドラマの影響かオリジナルでもおもしろい演出やどんでん返しが何度もある凝ったドラマが増えましたよね。
主演の草彅剛さんが出演する2015年に放送された「銭の戦争」、2017年に放送された「嘘の戦争」に続く3作目の”戦争シリーズ”です。
ちなみに銭の戦争と嘘の戦争はアマゾンプライム観ることができます。
銭の戦争
嘘の戦争
「罪の戦争」のあらすじ←ネタバレあります
草彅剛が演じる鷲津 亨(わしづ とおる)は衆議院議員・犬飼孝介(本田 博太郎)の第一秘書を務めている。犬飼は一言でいうと食えない男で、悪どい政治家を絵に描いたような人物だが、20年前に病気の母の治療費を出してもらったり助けてもらった恩を感じ、鷲津は献身的に犬飼に仕えていた。
犬飼は与党・民政党の内閣府特命担当大臣にまで上り詰めるが、女性を軽視した失言で世論の強い反発を招いていた。当然失言が出れば、党内での雲行きも怪しくなり、内閣総理大臣の龍崎 始(高橋克典)や影の支配者とも言える幹事長の鶴巻 憲一(岸部一徳)からは冷遇を受けていた。特に厚生労働大臣の鴨井 ゆう子(片平なぎさ)は女性議員だけあって、当たりは強かった。そして内閣総理大臣の竜崎始(高橋克典)からも、どこか冷ややかな目で見られている。
そんな時、鷲津の息子、泰生(たいき)が何者かによって歩道橋から突き落とされ意識不明の重体に陥ったとの連絡が妻の可南子(井川遥)から入る。犬飼大臣の失言の後の政治資金パーティーの最中に連絡が来たため、仕事に戻るしかなかった亨だが、息子の怪我は事故ではなく事件だった可能性を知らされる・・・。
犬飼が大臣秘書官に指名した息子が、地元の建設会社から不正な金を受け取っているらしいとの情報や、犬飼本人から息子のことは「事故だった。忘れなさい」と言われたことで、亨の中で疑惑が芽生えていく。
犬飼大臣が、亨の息子の事件を事故としてもみ消そうとしたのは犯人が犬飼大臣の息子だからではないか?もっと上から圧力がかかったのか・・・その謎を解明するために、亨は犬飼大臣と息子の不正な金の流れを追うことになるのだが・・・。
「罠の戦争」の感想
息子を突き落とした犯人が判明した後も、次々といろんな疑惑が浮かんでは政治の世界の闇が描かれてきましたよね。どこまでも汚い政治の世界と、誰も信用できなくなるような展開も多かったですね。
その中で私設秘書の蛍原梨恵(小野花梨)と、最初は犬飼に恨みを持ちパーティー会場に紛れ込んでいたけどいつの間にか私設秘書として働き始めた蛯沢眞人が、どことなくホッとさせてくれる存在でした。井川遥さんが演じる妻の可南子もそうですね。ドラマの中でこの3人が唯一普通の感覚の持ち主だったというか、一般人が1番心を寄せやすい立ち位置にいたと思います。そしてこの3人がいてくれたから、最終回まで見続けていられたような気もします。
最終回の展開は予想と違ったのですが、展開的には素敵なシーンで終わるのかな?と思いきや最後の最後で農業をして隠居している犬飼元大臣や鶴巻元幹事長が出てきましたね!もしかして「罪の戦争」は続編もやるのかなぁなんて、ついつい期待してしまう終わり方でしたね。
何となく半沢直樹と同じカテゴリーのドラマになりそうですが、続編があれば必ずみるので、ぜひ作ってほしいです!